
【Googleアナリティクス認定資格】を取得してみた!~要点まとめ③~
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前回はプロパティ設定まで記載しておりました。今回もその続きからまとめていきたいと思います。
レポートの活用
レポートには大きく2つに分類することができます。
①レポート(自動的に生成されるレポート)
ユーザーがサイトやアプリをどのように閲覧・利用したかなど標準的な情報を読み取ることができます。カード形式で表示され、主要なデータがぱっと見れる仕様。
※以下「標準レポート」と記載

・サマリー(概要)レポートと詳細レポート
標準レポートには2種類の形式があります。
概要レポート:各レポートメニューの主要なデータをカード形式で表示するレポート(上記画像)
詳細レポート:概要レポートの各項目をクリックすると閲覧でき、表形式に詳しく表示されているレポート
▼「標準で計測されるレポートの内容」
カテゴリー大 | カテゴリー中 | カテゴリー小 | 内容 |
---|---|---|---|
リアルタイム | 過去30分間のユーザー数などリアルタイムで確認するレポート | ||
ビジネス目標 | トラフィック | ユーザー属性の詳細 | 国、言語、年齢、性別などのレポート |
ページとスクリーン | ページ別、スクリーン別のレポート | ||
ユーザー | ユーザー属性 | ユーザー属性の詳細 | 国、言語、年齢、性別などのレポート |
オーディエンス | 定義した行動や属性をもつユーザーのグループのレポート | ||
テクノロジー | ユーザー環境の詳細 | ブラウザ、デバイス、OSのバージョンなどの詳細レポート | |
ライフサイクル | 集客 | ユーザー獲得 | ユーザー獲得の参照元メディア、キャンペーンのレポート |
トラフィック獲得 | トラフィック獲得の参照元、メディア、キャンペーンの詳細レポート | ||
ユーザー獲得コホート | 共通の特性を持つユーザーのグループ | ||
エンゲージメント | イベント | 計測しているイベントの詳細レポート | |
ページとスクリーン | ページ別、スクリーン別の詳細レポート | ||
ランディングページ | ユーザーが最初にアクセスしたページと、各ページにアクセスしたユーザーの数 | ||
収益化 | eコマース購入数 | 実装したeコマースのイベントの詳細レポート | |
購入経路 | ユーザーが e コマース ウェブサイトまたはアプリの購入ファネルをどのように進んでいるか | ||
決済経路 | e コマース ウェブサイトまたはアプリの購入ファネルの決済ステップをどのように進んでいるか | ||
プロモーション | 各プロモーションのパフォーマンス | ||
トランザクション | ウェブサイトまたはアプリの各トランザクション ID に関連付けられた収益 | ||
維持率 | 新規ユーザーとリピーター、コホート別のユーザー維持率の概要レポート |
②探索(自ら作成するレポート)
集計したレポートからより詳細な分析を行う機能。上記の自動生成されるレポート以上に詳細な情報を知ることができます。自らレポートを作成する必要があり、用意されているテンプレートを使用することもできます。

レポート名 | 概要 |
---|---|
自由形式 | ディメンションと指標を組み合わせた表示形式のレポート。グラフや地図なども使用可能 |
目標到達プロセスデータ探索 | コンバージョンに至るまでの各ステップを表示できるレポート。 |
経路データ | ユーザーのたどった経路が表示できるレポート。 |
コホートデータ探索 | グループ化した共通の属性を持つユーザーのパフォーマンスを確認できるレポート。 |
セグメントの重複 | どのセグメント同士が重複しているのかを確認できるレポート。新しいセグメントの発見ができる。 |
ユーザーのライフタイム | ユーザーの顧客としてのライフタイムバリュー(生涯価値)を確認できるレポート。 |
ユーザーのエクスプローラ | セグメントを構成しているユーザーの詳細な行動をみることができるレポート。 |
レポート操作で重要な用語
GA4のレポートでは、以下の「ディメンション」と「指標」で構成されています。
・ディメンション:計測する対象・軸を表すもの (日・参照元・国)
※〇〇ごとの~、〇〇別の~で表現ができる
・指標:計測された単位・数値 (ユーザー数・表示回数・セッション数)
※○○数、率、時間 など数値化される

・セグメント:探索レポートで特定の条件に基づいたデータの一部を絞り込むこと。
※標準レポートではすべてのユーザーのデータが表示されるため使用できません

「ユーザーセグメント」、「セッションセグメント」「イベントセグメント」の3タイプを作成できます。
・ユーザーセグメント:セグメントの条件に該当したユーザーのすべての行動が対象となるデータ。
例:商品を購入したことがあるユーザーなど
・セッションセグメント:セグメントの条件に該当したセッションが対象となるデータ。
例:キャンペーンA経由のすべてのセッションなど
・イベントセグメント:セグメントの条件に該当したイベ円とが対象となるデータ。
例:特定の地域で開催されたすべてのイベントなど
有償版GA4
GA4 360:主に大企業向けの有料版のGA4
<無料版GA4との違い>
・SLAの有無
SLA(サービスレベル・アグリーメント)の機能が設定されている。
主な内容として規定内以上のデータ計測・障害時も継続した計測などを保障するもので内容を満たさない場合は返金が行われます。
・制限枠の拡大
イベントパラメーターの件数、プロパティの件数など無料版よりも設定可能な件数のが大幅に多くなっています。制限の詳細はこちら
・データ保持期間の長さ
GA4(無料版)は最長14カ月のところ、有償版は最長50カ月まで保持することが可能です。
・機能差
サブプロパティ(プロパティからデータを一部抽出して新しいプロパティを作成する)、統合プロパティ(複数の元プロパティを集約し、新しいプロパティを作成する)の利用が可能。統合プロパティは複数のプロパティを分けることができるため店舗ごとや地域などに分けられた情報を整理することができます。
今回でGoogleアナリティクス認定資格の要点は終了になります。
いざ文章にまとめるとなるとかなり長くなってしまいました、、。
テストを受ける検討している方にはハードル高く感じるかもしれませんが無料で受けることができるため何度も挑戦すると傾向も掴んでいけるかと思います。ぜひ挑戦してみてください!