【Googleアナリティクス認定資格】を取得してみた!~要点まとめ①~
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こんにちは。ディレクターのaymです。前回は、GA4認定資格の取得までの概要と勉強方法についてご紹介させていただきました。今回からはこれを押さえとけば!というポイントを自分の復習も含め、まとめていきたいと思います。
GA4概要(基本について)
・GA4とは
Webサイト、モバイルアプリを対象にインターネットを利用するユーザーの行動を計測するツール。
行動を定量的に計測することで、サイトの改善やマーケティングの効果測定などに利用することができます。
計測例:サイトに訪問したユーザーの数、アプリでレベル5のステージをクリアした数 など
・GA4の構成
GA4は「アカウント」>「プロパティ」>「データストリーム」という3つの階層から構成されています。
アカウント:各プロパティをまとめて管理する階層。※基本1企業につき1つ
プロパティ:計測対象(範囲)の設定を行う階層。データを集めレポートを作成する。
データストリーム:データの収集源。計測したいデータとGA4を繋ぐ経路のようなもの。
「ウェブ」「Androidアプリ」「IOSアプリ」の3種類から運用するプラットフォームに合わせて選択する。
図表)アカウントの構造・収集の流れ ※1つのアカウントに対して複数のプロパティを作成することが可能。
・GA4の導入方法(タグの実装)
計測を始めるにあたって、Webサイト計測の場合はGA4専用の「アナリティクスタグ(トラッキングコード)」を設置する必要があります。管理画面からJavaScript(プログラム言語)で書かれたタグが発行することができ、それを対象のサイト内に設置することでサイトやアプリの利用者の行動したデータがGA4へ送られます。
またアプリの計測の場合は、開発時に「FirebaseSDK」を実装することでプロパティにデータが送信されレポートが表示されます。
※設置方法は直接HTMLに張り付ける方法とGoogleタグマネージャーを利用して貼り付ける2つの方法があります。
図表)行動データが計測される仕組み
基本的なデータ収集
・イベント
クリックやページビュー、コンバージョンなどのユーザー行動をGA4では「イベント」として計測します。自動的に計測されるデータと設定を行い計測するイベントに分かれます。
①自動収集イベント:タグを設置していれば自動的に計測が行われるイベント。※無効化できない
<自動収集イベント例>
・初回訪問(first_visit):ユーザーが初めてWebサイトにアクセスしたときに計測
・セッション開始(session_start):ユーザーがWebサイトに初めてアクセスしたときに計測
・ページの表示(user_engagement):ページを1秒以上表示しているときに計測
②拡張計測機能イベント:自動収集されるイベントの中で、拡張計測機能によって収集されるイベント。この機能は管理画面から有効化と無効化※を選択することが可能です。
<拡張計測機能イベント例>
・離脱クリック(click):ユーザーが計測しているドメインから移動するリンクをクリック時に計測
・サイト内検索(view_search_results):ユーザーがサイト内で検索を行うたびに計測
※管理画面>「プロパティ」>「データストリーム」>「ウェブストリーム」>「拡張測定機能」を表示し、設定(歯車)マークから変更できます。
③カスタムイベント:イベント名を任意で設定、実装を行い計測することが可能。
例:お問い合わせ完了件数 など
パラメーター
イベントの計測では、イベントの発生回数、イベントを行ったユーザー数を知ることができますが、「どんなページか」「どこで」「何の」などの詳細情報を読み取ることができないため、「パラメーター」を使用して詳細情報を計測をします。
あらかじめ、自動的に計測されるイベントに複数のパラメーターが紐づいており、付随して計測されています。
<パラメーター例>
[page_view(イベント名)]には「page_location」:どのページ(URL)を見たか、「page_title」:閲覧したページのタイトル のパラメーターなどが付随して計測される。
カスタム定義[追加(独自)のデータ計測]
今までのまとめのようにタグを入れることで自動的に計測されるデータもありますが、追加で作業をおこなわなければ計測できないデータがあります。以下の設定を利用することで、レポート画面でわかりやすく、独自の項目に振り分けて数値を分類することができます。
・カスタムディメンション
デフォルトの設定では計測できないデータを追加する設定。収集したレポートを独自の項目で分けて計測することができるようになります。※イベントに付与して設定を行う
設定できる「範囲」の項目として「イベント」「ユーザー」の2つがあります。イベントに対しての項目かユーザーの属性に対しての項目かで使い分けて設定を行います。
例:イベント→このURLごとの~ (ユーザーの行動に関する範囲)
ユーザー→年代別の集計データ、性別ごとの~、会員ランクごとの~ (ユーザーの属性に関する範囲)
・カスタム指標
収集したデータをレポートの「指標」として利用できるようにするための設定。設定できる「範囲」は「イベント」のみ。※数値で表示できるのが特徴
※管理画面>「カスタム定義」>「カスタムディメンション」>「カスタムディメンションを作成」から設定ができます。
本当はまだ4分の1程なんですが今回は一旦ここまでにさせてください、、
次回は、カスタムディメンションの詳細をより深堀していきます。また次回も見ていただけると嬉しいです!